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白米、玄米、発芽玄米の違い
玄米は白米より栄養豊富だということは良く知られていますね。
健康を意識している方はよく玄米を食べますが、
健康マニアの間では、玄米を発芽させた発芽玄米を好みます。
逆に、一般的に食べられているのは白米です。
なぜ日本人は、栄養価のある玄米や発芽玄米を食べずに、
白米を食べるのが一般的なのでしょうか?
今回は、白米、玄米、発芽玄米の特徴を説明します。
白米の特徴
白米は、玄米を精米したものです。
精米というのは、玄米から胚芽とぬかを取り除いたもの。
実は、米の栄養は主に、胚芽とぬかにあります。
なので、白米の栄養価は非常に低く偏っているんです。
カスカスな状態なんですね^^;
そのかわり、デンプンの割合が多いために白米は日本人好みの粘りがあり、
食感が良く、消化も良いんです。
なので、一般的に白米が好まれているんですね^^
(ちなみに、胚芽は残してぬかだけを取り除いた”胚芽米”もあります。)
玄米の特徴
玄米のぬかや胚芽には、タンパク質や糖質、脂質、食物繊維、ビタミン、ミネラルが
バランスよく豊富に含まれています。
なので、健康を意識する方の間で好まれています。
さらに、米ぬかには美白・美容効果のある成分が含まれているんです♪
ただし、玄米は圧力釜や、玄米炊飯機能のついた炊飯器でないとうまく炊けません。
普通の炊飯で炊くと、硬い状態で炊きあがり、硬くて食べにくくなります。
そして、食感はぼそぼそとしていて、消化に悪いという特徴があります。
それが原因で玄米を食べられない方もいますが、
栄養が豊富で、良くかまなければいけないということもあり、
それを利用してダイエットをする方に好まれています。
発芽玄米の特徴
発芽玄米は、玄米に水分を含ませ、1mmほど芽が出た状態にしたものです。
玄米を発芽する際に酵素が活性化され、でんぷんやたんぱく質を分解して、
玄米よりも更に栄養成分が増します。
白米、玄米、発芽玄米の成分比較(100g)
参照:日本食品標準成分表
上の表のとおり、ギャバが入っているのも注目です。
ギャバは血圧を下げたり、中性脂肪を抑えたり、肝臓の働きを高めたりしてくれます。
さらに、表には載っていませんが最近注目されている
脂質代謝を高めて肥満を改善するイノシトールが含まれていることも見逃せません。
栄養成分が豊富なだけでなく、たんぱく質の分解により良質なアミノ酸が増えるので、
甘みや旨みも増しています。
また、発芽によって米が柔らかくなるため、玄米のように硬くなく、
消化もよくなっています。
玄米よりも栄養価があって、白米のように食べやすい発芽玄米ですが、
難点は発芽が難しいということ。
ぬるま湯を用意して、冷めないように入れ替えながら丸1日以上つけておかなければなりません。
それを頑張ったとしても、全てが発芽するわけでなく、芽が出ない場合もあり、不均一。
さらに、それほど手間をかけて発芽させたとしても、
発芽して時間が経つと栄養価が下がってきます。
冷凍である程度持たせることもできますが、
発芽玄米のメリットを有効利用するなら、面倒でもその都度発芽させて、
新鮮なうちに食べた方が良いでしょう。
健康やダイエットのことを考えるなら
- 発芽玄米
- 玄米
- 白米
の順に良いことになります。
が、残念ながら、手間を考えると逆になります^^;
でも、ダイエットのことを考えるなら、発芽玄米も見逃せませんよ♪